捏造過去AUとは

woy最終話の"the end of the galaxy"で、ドミネーターは倒されることはなかったものの、ワンダー達の力に屈服し、立ち去ってしまいます。こうしてワンダー達の宇宙は救われた!
……というのが公式ですが、おそらくこう考えた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
「もし、ドミネーターがワンダーの仲間全員を殺してしまったら、どんな結末になったんだろう……」
それを軸にしたのがこの「捏造過去AU」です。

『ドミネーターに仲間全員を殺されてしまい、とうとう一人になってしまったワンダー。目の前には美しく残酷に笑うドミネーターが襲いかかるように立ちそびえている。そこでワンダーはタイムオーブル(時間軸を自由に移動出来るアイテム、39話で登場)を使い、過去に戻って事前にドミネーターを殺すことを考えつく。
そうしてワンダーはある小さな星へと辿り着く。そこに住んでいたのは、幼く純真で、汚れを知らないドミネーターだった───』

これが大まかなあらすじとなります。
「捏造過去AU」という名前は、本来のストーリーとドミネーターの過去をかなり捏造していることからついています(そのまんま……)。
このAUの大きなポイントは、

・ワンダーは仲間を殺されているので、ドミネーターに対して憎悪を抱いている。
・ドミネーターはひとりぼっちで過ごしていたところに初めての話し相手が現れたため、ワンダーに対してかなり好意を寄せている。

という、互いに正反対の感情を持っているところです。また、ワンダーは帽子から様々なアイテムを取り出すことが出来るし、幼いドミネーターはあまりにも弱いので、やろうと思えばいつでも殺せる、というところもポイントです。

※海外の方からもよく勘違いされるのですが、このAUにLord Wander(ロードワンダー、ドミネーターのような格好、性格をしたワンダー)は登場しません。一応あれはLord Wander AUという他のAUのキャラクターですので、私のAUに登場させるつもりはありません。メインストーリー的にも登場する機会はないと思います。

続いて下記ではこのAUにおけるワンダーとドミネーターの設定について詳しくお話しします。

ワンダー

仲間全員を殺されたショックで、過去に戻って事前にドミネーターを殺すことを思いつく。しかし過去のドミネーターを見て、想像以上に幼く純真であったために、その思いは揺れる。
・出会って間もない頃はドミネーターに対して冷たい態度を取っている。
・しばらくして、あまりにも自分に懐いてくるドミネーターを鬱陶しいと思いつつも憎悪とは違う感情を持ち始める。
・かなり経つと、ドミネーターに対して笑顔を見せたり、自分の帽子を貸してあげるなど、心を許した態度を取るようになる。
ドミネーターに対して愛着が湧いてしまった後も、一応「本来の自分の世界では、ドミネーターは自分の仲間を殺したんだ」ということを忘れることはなく、葛藤し始める。

最終的に、ワンダーはこれ以上ドミネーターに特別な感情を持ち始める前に、と彼女を殺す計画を実行する。しかし良心の呵責によって殺すことは出来なかった……。

ドミネーター

小さな星で一人で暮らしていた(その理由などの詳細は考え中です)。ある日突然現れた「自分以外の存在」であるワンダーに出会い、人生が大きく急展開する。
・一人で暮らしていたため、見た目より寂しがり屋・甘えん坊ではない。しかしワンダーにはかなり好意を持っている。
・最初は自分が好かれていないことは確信していたので、ワンダーの見えないところでこっそり泣いたりもしている。基本的にワンダーには笑顔しか見せない。
・しばらくしてワンダーが自分に優しくしてくれるようになってから、ドミネーターは毎日が幸せで仕方がなかった。

しかし、本来の目的を思い出したワンダーによって殺されかける。優しくなってきた矢先のことだったので、精神的にもかなりダメージを負ってしまう。最終的に殺されることはなかったが、心の傷が癒えることはなかった。「優しさ」そのものがトラウマとなった彼女は、後に星々を破壊し尽くす「支配者」となってしまう。

細かいことに関しては本当にまだまだ考え中ですので、設定が甘いところが多々見受けられると思いますが、ご了承下さい。
あくまでAUですので、公式並みに設定を練ってこうしてああして〜……というのではなくて、描きたいものを描く!というスタンスで考えています。


ここまで読んで頂きありがとうございます。
2016.9.8

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